卒後教育実施報告 -第12回学校保健実践研究会-

創設より12回目を数える学校保健実践研究会が平成27年2月28日(土)に八王子キャンパスにて開催されました。

前半は3名の卒業生に実践報告をしていただきました。卒業生の活躍を垣間見るとともに、参加者との意見交換をすることもできました。

後半は、田島治先生(杏林大学保健学部)の「社交不安の病理-人はなぜ人を恐れるのか-」および、五十嵐徹先生(日本医科大学小児科) の「学校のアナフィラキシー発症へのチーム対応-事前準備と知識確認のための具体的方法-」と題する2題の基調講演を設定いたしました。現場でまさに今必要とされている内容であり、熱心にメモを取る様子がみられました。講演終了後の情報交換会では、在学生が講師の先生や先輩と交流を深める貴長な時間となり、本会の趣旨にそった意義深い事業となりましたことをご報告いたします。本会は杏会および杏里会の支援によって運営されております。ご関係の皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。(担当幹事:下島・佐々木・関澤記)

「第12回学校保健実践研究会を終えて」


学校保健実践研究会に参加して様々な分野からのお話を聴くことができました。
 田島先生の講演では社交不安症に及ぼす養育環境や脳の働きの問題や受診患者の事例などのお話を聴くことができ、大変勉強になりました。社交不安症はときにいじめや引きこもりのきっかけとなるということを聴き、不登校になりがちの生徒の背景を見極めて早期に適切な対応をしていきたいと思いました。また、社交不安症で生きづらさを感じている生徒に対して、家庭や医療機関と連携をとりながら本人が上手く社会に適応できるよう支援していきたいと感じました。
五十嵐先生の講演では学校におけるアナフィラキシー対応とエピペン使用に関する校内体制について詳しく知ることができました。DVDを見ながら五十嵐先生が解説してくださったので、緊急度の高いアレルギー症状や緊急対応の手順を再確認することができました。また、養護教諭がアナフィラキシー対応の知識を持っていても、他の教員が知識不足で上手くチームとしての動きがとれないと意味がないので、これからは校内研修などの機会を設け、五十嵐先生のお話から学んだことを勤務校でも周知徹底していきたいと思いました。
卒業生の実践報告では、校種別に業務内容や生徒対応について聴くことができ、どの学校も様々な工夫がされていて参考になりました。普段、校種が違う保健室の様子を聴く機会がないので、大変貴重なお話でした。
学校保健実践研究会の場を設けてくださった諸先生方、大学関係の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。