第7回 学校保健実践研究会

保健学部教職課程運営委員長 大嶺智子

 看護の国家試験が終わり、健康福祉学科3年生の病院実習が始まる直前の2月27日(土)に、八王子キャンパスにて第7回学校保健実践研究会が開催されました。総計102名が出席する中、基調講演では、山口利仁先生(高月整形外科病院)から、養護教諭への期待を込めた専門的なご教示をいただき、岩辺京子先生(元東京都養護教諭、聖路加看護大学非常勤講師)からは保健教育を養護教諭が行う意義についてご講演いただきました。卒業生の実践報告は2題(けんしん、できたね!~検査困難ゼロを目指して~、小学校歯科保健の取組「歯ッピーになろう」~一人ひとりのよりよい習慣化を目指して~)で、何れも課題解決の手ごたえを感じさせる実践で卒業生の活躍を実感いたしました。親睦を兼ねた情報交換会では、再会を喜び合いながらの活発な交流が行われました。教職課程として、今後も卒業生の活躍を後押しできるように努力して参りたいと存じます。本研究会は杏里会から補助金をいただき運営いたしました。心より感謝申し上げます。
追記:第8回学校保健実践研究会は平成23年2月26日(土)に開催いたします。

■参加者の声

「実践報告を担当して」

今回,健康診断の事前学習をテーマに実践の報告をさせていただきました。働き始めてから四年間,悩み,試行錯誤して行った実践を報告することができ,とてもうれしく思いました。また,「特別支援学校のこと」や「障害のある子どもへの養護教諭のかかわり方」など,私なりの思いを伝えるとてもよい機会にもなりました。実践報告で少しでも伝わっていれば,幸いです。
名古屋から八王子は近くなく,卒業してからはあまり関わることができませんでした。しかし,久しぶりに八王子駅からバスに乗って大学へ行き,K棟に入ると,一気に大学生のときに戻ったような気持ちでした。養護教諭になる夢のために頑張って勉強した杏林大学は,やっぱり,今の私の原点だなぁ,と改めて思いました。
また,お世話になった先生や先輩方との再会,在学生の方との交流で,たくさんのエネルギーをもらいました。これからのみなさまのご活躍,この会のご発展をお祈りいたします。ありがとうございました。