卒後教育実施報告 -第3回救急救命士卒後教育-

 


平成25年3月1日(金)、八王子キャンパスにおいて、救急救命士課程及び救急救命学科卒業生や在学生に対する第3回救急救命士卒後教育(杏林救命士会)が開催されました。今回3回目となるこの日は、約40名の方が参加しました。

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杏林救命士会では、日々変化する医療現場に対応できる救急救命士の育成のため、卒業後もこうした教育を毎年行っています。

第1部は東京消防庁の現役救急救命士による脱法ハーブの症例検討で、現場での脱法ハーブ傷病者への対応や観察のポイント、注意点など搬送事例を交え御教授くださいました。近年、脱法ハーブ使用者の救急搬送や交通事故が増加しており、脱法ハーブ使用者の救急搬送数は2012年では昨年のおよそ20倍のペースで増加し続けています。こうした背景から、今後救急隊として活動する中でこのような傷病者に遭遇する可能性も高いため、今回学んだ知識は今後大いに活かされると思います。

第2部は本学卒業生で救急救命学科助教である久保助教による心電図の講義でした。救急現場でも心電図は傷病者の容態を判断するためにとても重要です。基礎から学べるわかりやすい内容に、参加者の方から大変勉強になったという感想が多く寄せられました。

終了後にはささやかな懇親会が行われ、卒業生同士や、救急救命学科の先生方との再会を懐かしむ光景がみられました。また、卒業生に会いに来る在学生も多く、卒業生と在校生の交流も深まりました。

救急救命学科では、毎年2月頃に卒後教育として杏林救命士会を開催する予定です。卒業生の皆様のご参加をお待ちしております。

 

救急救命学科 久米梢子


卒後教育の勉強会に参加して

 

20130826-6.jpg 私は平成23年3月に杏林大学保健学部救急救命学科を卒業し、現在は川崎市消防局で救急隊として勤務しています。勤務署では、初任教育、警防実務研修等の研修終了後、すぐに救急隊へと配属され、現在二年目を迎えています。川崎市消防局では、研修終了後一年間は現場での経験を積んだ後、川崎市消防局で行われる就業前研修、救命救急センターでの病院研修を受け、晴れて救急救命士として認定されます。今年度私は二年目を迎え、いよいよ救急救命士として現場で活動していくことになります。現場経験が少ない私にとって、救急救命士として活動するため知識の向上を目的として、また卒後教育の内容が先日現場で経験した脱法ドラッグに関するものであったため、今回参加することを決めました。

 今回の卒後教育では、東京消防庁の現役救急隊長から直接脱法ドラッグの症例について聞くことができました。脱法ドラッグについてニュース等では聞いたことはありましたが、正直知識はほとんどありませんでした。今回勉強会に参加して、観察すべき項目、救急処置、病院選定等、考えさせられることが沢山ありました。現場では臨床経験が重要ですが、このような座学を通して自分の経験を増やしていきたいと強く思いました。

 また、今回の勉強会を通じて、杏林大学の同期生をはじめ、先輩、後輩たちと交流することができました。他の消防本部の活動方針や立地の違い、搬送の違いなどについて意見交換をはかったり、一方後輩たちへ情報提供ができる良い機会となりました。知識、技術の向上の場としてだけでなく、交流を図る場として、今後もこのような勉強会を継続して頂きたいと思います。

 

川崎市消防局 小野英理子

 

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