第18回杏林大学学校保健実践研究会

 杏里会のご支援のもと、2021年2月20日(土)に、卒業生を含む67名の参加を得て、第18回杏林大学学校保健実践研究会をWeb開催しました。基調講演では「新型コロナ感染症対策について~病院における実践からの提言~」と題し、杏林大学医学部付属病院医療安全管理部の感染管理認定看護師の蓑原かおり先生より、新型コロナウィルス感染症の情勢、医療現場における対策と現状、感染者への包括的ケアのあり方、学校現場への提言などをお話いただき、熱心な質疑応答が行われました。実践報告では、相模原市立相模丘中学校養護教諭の平田さや香先生(健康福祉学科卒)より「新型コロナウィルス感染症対策における学校の実践」として、突然の全国一斉休校措置に伴う学校の対応や感染症対策、生徒たちへの対応の実際をお話いただきました。参加者からは、「メディアで多大な情報が錯綜する中で、とても分かりやすい説明で整理することができました。実際に(医療)現場で対応してくださっている方の話を聞くことができて、とても勉強になりました。」「(学校)現場で苦労なさっている様子がひしひしと伝わってきて、その中でできることを全力で取り組んでいらっしゃることに強い刺激を受けました。」「地方に住んでいて、このような状況下で参加できるかどうか不安でしたが、オンラインでつながることができて、大変ありがたかったです。お世話になった先生方や先輩、同期の方々の顔や名前を拝見して、これからまたがんばろうと思うことができました。」など感想が寄せられ、満足度も高く、在校生にとってもモチベーションを高める機会となりました。第19回の開催は、2022年2月26日(土)にWeb開催を予定しています。養護教諭として働く、あるいは学校保健に関心のある多くの卒業生の皆さんの参加をお待ちしています。ご案内は、杏里会HPや杏林大学HP>教職課程のお知らせサイトに掲載します。(保健学部教職課程運営委員会 亀崎路子)