卒後教育実施報告 -第9回杏林大学同窓保健師交流会-

 去る、平成25年3月16日(土)に杏林大学三鷹キャンパスにおいて、第9回杏林大学同窓保健師交流会を開催いたしました。第1部(12:45〜15:20)は『先輩保健師の話を聞く会』と称し、保健師希望者の在校生にとって、現場の様子や実際の就職活動方法などを聞く良い機会となっています。参加者は、卒業生5名(内3名は講師及び助言者)、在校生26名(内3名は講師及び助言者)でした。講師に藤原啓子氏(横浜市健康福祉局福祉健康課人材育成担当課長)や家崎芳恵氏(三鷹市連雀地域包括支援センター所長)を迎え、卒業生とは異なる話題を提供してくださいました。今年度は昨年の意見を踏まえ、全体の質疑応答をなくし、その分をグループ相談の時間を増やしました。在校生にとっては、とても有意義な時間であったと思われます。

 続いて、卒業生を中心とした第2部(15:20〜18:10)が開催され、「近況報告」、「仕事とプライベートのわけ方」、「今、がんばっていること・力を入れていること。またはがんばれないこと」、「1年の振り返り」等のテーマを2回に分けてグループワークを行いました。24名(内3名は就業予定者)の卒業生が参加し、所属や経験年数を超えた交流が出来ました。長い経験を持つ参加者からは、「1年目の人の話をきいて自分が新人の頃を思い出した。職場での新人指導に活かしていきたい」、「同窓保健師交流会が『帰ってこられる場』になっているのはありがたい」などの声が聞こえ、一方、経験が5年未満の保健師からは、「悩んでいることを話してすっきりしたし、アドバイスがもらえて良かった。来年は成長した自分を報告できるようにがんばりたい」、「先輩の話をきいて、皆同じ経験をしていることがわかって元気が出た」など、保健師内定者からは「自分がどんな保健師になりたいかを考えることができた」、「1年目は皆つらくて大変な思いをしながら成長していくことがわかった。保健師として働く中で大変なことがあっても、誰かに相談してがんばっていこうと思った」の声が聞けた。続いて軽食をしながらの第3部が開催され、第2部参加者の多くが第3部まで残り交流を深めていました。

 今年度は平成26年3月15日(土)に三鷹キャンパスで第10回目を開催する予定です。

看護学科看護学専攻 山口佳子